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フランス国籍の死刑囚の再審、面会希望者順番待ち


11日朝、バンテン州タンゲラン地方裁判所で、第2次処刑者名簿に名を連ねているセルジュ・アレスキー・アトロウイ死刑囚の再審が行われた。

セルジュ死刑囚は、2005年にバンテン州タンゲランに秘密裏にエクスタシー(麻薬)の製造工場を作った容疑で逮捕されてから、始めは終身刑受刑者として、その後処刑の判決が下り約10年間、ヌサカンバンガンのパシールプティ刑務所に拘束されていた。

今回フランス国籍のセルジュは、家族や大使との面会の為丸1日タンゲランに滞在した。

証拠不十分として再審を訴えた弁護団だが、証人の出頭願いは裁判官から却下されたという。
再審に付き添った弁護士ナンシーユリアナ氏は、裁判が始まる直前の数分間しかセルジュと会うことができなかったと言った。セルジュとの面会希望者が並んで順番を待つほど多く、裁判終了後もほとんど話ができないまま、すぐにヌサカンバンガンに搬送されていったそうだ。


ナンシー氏によると、再審ではセルジュの処刑免除希望以外の刑務所での過ごし方等について、約1時間余り話し合われたという。刑務所内でのセルジュは、まじめで問題を起こしたことはないとのことだ。

処刑反対の声は、オーストラリア国籍の二人の死刑囚に対する豪州政府だけでなく、他からも上がりそうだ。



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