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【特集】インドネシアでのLGBT問題


現在インドネシアでは、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)問題が注目されている。近年、各地で賛同者が広がり、ジャカルタでは去年、LGBTの権利を守るべく社会運動が行われた。それに加え、去年6月、アメリカ連邦高等裁判所で同性婚が認められた事によって、世界中でLGBT支持者が増え、多くの国が支持を表明し始めた。

しかし、国民の90%がイスラム教徒であるインドネシアでは、宗教に影響が及ぶとして、同性愛に対する反発も大きい。(イスラム教だけではなく、キリスト教でも同性愛は教えに反するというような事が書かれている。しかし、インドネ シアではすべての宗教が反発しているわけではなく、中立、そして支持している団体もある。)

そんな中、ジョグジャやアチェでは、LGBTに対して批判的な姿勢を取るようになり、最近ではジョグジャとアチェでのLGBT支持者は非難され、中には恐喝を受けるようになった。

ここまではLGBTに対するインドネシアの状況についてお話ししたが、賛否を論じるのではなく、今回はそのLGBT問題がどういったところで影響もたらし、国民にパニックを起こさせるのかについて、述べてみようと思う。

まず、LGBTは‘プロキシー・ウォー(代理戦争)’であると公言した、インドネシア防衛大臣リャミザルド・リァクドゥ氏。同氏は、15年も前からこの代理戦争について論文を出しており、今回の騒動もこれの一環だと感じていると話した。リャミザルド氏は、「インドネシア自体がLGBTを批判するわけではない が、LGBT支持者の中には、注意を払うべき団体も多数あると確信している。」と述べた。


軍事勢力もある程度成長できたインドネシアは、軍事で制圧はできないが、こういった情報や話題を駆使した、いわゆる、‘プロキシー・ウォー’が繰り広げられる可能性も否定しきれず、危険があるとして今後もこの問題と真剣に向き合わなければならない。

そして、もう一つは、LGBTに対する間違った知識が民間に蔓延している現状である。インドネシアでは、LGBTをODGJ(Orang Dengan Gangguan Jiwa-精神障害者)と表現することがある。実は、インドネシア共和国の法律にも、LGBTはODGJと記されているのだ。


法律ではODGJに対して、すべての国民は:
1.彼らを支持、そして、精神の回復のために協力する

2.ODGJが、又は、ODGJに対する暴力行為があった場合は、それを関係機関に通報しなければならない
3.ODGJが暮らしやす い環境を作り出す
4.一般市民らにODGJについて説明をし、理解を促す
5.病院や医療機関での対応を管理すること

・・・などと書かれており、実際インドネシアの法律では、解釈はODGJとしてであるが、彼らが保護されるべき存在であると認識されてはいるのだ。しかし、問題は国のイデオロギー、宗教、そして多くの人が知らないLGBTに関する基本的な知識が改善されない限り、このLGBTパニックは終わらないだろう。


次回は、 KPI (インドネシア放送委員会)の過激な規制についてお話したいと思う。




引用: https://nasional.tempo.co/read/news/2016/02/23/078747529/menteri-pertahanan-lgbt-itu-bagian-dari-proxy-war

http://www.kompasiana.com/kakola/gimana-menyikapi-lgbt-la_56d3276de022bd3327137c40




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