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デンパサール市のオゴオゴ -1994年-


待ちに待った、‘ニュピ’の日がやって来た。しかし、多くのバリ人は、特に若い世代にとって待ち遠しいのは、本当はニュピ前夜の‘プングルプッカン’だろう。この日は‘タウル・クサンガ’と呼ばれる。

この‘タウル・クサンガ’は、ブタ・ヤドゥニャの為の儀式の日で、低いレベルでは‘チャル’、最も高いレベルでは‘タウル’と言われる浄化の儀式だ。簡単に言ってしまえば、ブタ(悪霊)がデワ(神々)になれるように、また、ヒンドゥー教徒がニュピの4つの禁止事項を遂行する前に、我々の住む地域で邪魔を働かないように祈るのだ。ブタがデワになると、これはソムヤと呼ばれる。

‘タウル・アグン/タウル・クサンガ、プングルプッカン’は、サシスサンガの月の新月の日に当てる。宗教哲学上のタウルとは、支払い/返却を表す。何を支払って、何を返却するのか?それは、人間が使った、又は、吸い取った自然の要素である。返すことでバランスがとれ、ブタに祈ることタウル/プチャルアンの儀式を通して自然の要素が返却され、それを行うことで、共に調和しようとする人間を邪魔しなくなると考えるのである。

プダンダ・マデ・グヌンによれば、四つ角でのタウルの哲学を遂行するのは、我々が『いつも中心に自己を据える、他の言い方をすれば、いつも自分の分/本質を知っていてそこからぶれない』ということ。また、‘四つ角’は、鳩の足=バランスの象徴であり、我々は『いつも神と自然と人間との均衡を保たなければならない』という事を教えているという。

プングルプッカンの儀式に続く四つ角でのタウルの後、松明で村中の家々を照らし、何でも叩けば音の出る物を鳴らし、にぎやかにする。このプングルプッカンの夜には、巨大なオゴオゴが村中を練り歩くのだ。


via Sejarah Bali



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