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バトゥカル山で行方不明になっていた男性、突然姿を現わす


12日夕方からタバナン県バトゥカル山で行方不明となり、捜索願いが出されていたデンパサール市の住民、イ・グスティ・マデ・ウララン(40)氏がやっと発見された。不思議なことに、深い森の中で見つかったのではなく、捜索で賑わっていた人々のいるところに、突然姿を現わしたのだ。

ウララン氏は、11日朝7時頃37人の団体に混じってジャティルイ寺院経由でプネベル郡プチャック・クダトン寺院へ祈祷しに行った。12日午後1時頃、この団体は山を下山した。降りていく途中の道で、ウララン氏は妻と団員に、先に行っているように告げたという。

夕方6時になり、団体はジャティルイ寺院に到着したが、ウララン氏の姿が見えない。周囲を探ししばらく待っていたが、それでも現れず、一旦デンパサールに戻りバリ州特別捜査隊に成り行きを報告した。

共に捜索に参加していた住民のマデ・アルサダ氏は、「午前10時半頃、彼は捜索で騒いでいた人々の間に突然現れ、その場にいた人々や家族を驚かせた。一番驚いたのは彼の奥さんで、その場で泣きながら彼を抱きしめていた。」と、述べた。ウララン氏は、朝食を済ませた後、無事に帰還した事への感謝の為、ルフール・ジャティルイ寺院に参拝した。

サリン・ブアナ慣習村村長クトゥ・スジャヤ氏は、「バトゥカル山に登るなら、登る前にまず、ルフール・ジャティルイ寺院のプマンクーを通して、‘ンガトゥラン・ピウニン’という祈りを捧げなければならない。」と、述べた。この山で人が行方不明になったのは、2年前にもあった。しかし、それは地元の住民で、森に入った時、足を滑らせ2日間見つからなかったという。


ルフール・ジャティルイ寺院を通ってバトゥカル山頂上へ、又は、プチャック・クダトン寺院へ上るのに、特別な事はいらないが、神聖な場所であるので災いの渦中にある者や生理中の女性は、立ち入る事が禁じられている。

行方不明だったウララン氏によると、ルフール・ジャティルイ寺院に向かう時、ジャカルタ出身の2人の登山者を見かけたという。ジャティルイ寺院へ向かう分かれ道は、もっと下にあると教えてくれた。「しかし、分かれ道はとっくに通り過ぎており、おかしいと思いながら更に下を目指したが日が暮れてきたので、森で休憩を取った。その間、葉についていた雨水を飲み、登山者が残していった飲料水のボトルに残っていた水を飲んだ。夜間に懐中電灯の光を見つけ、叫んだが、気付いてもらえなかった。」と同氏。

日ごろから、参拝登山に慣れているウララン氏は、夜が明けてから再び下山を開始し、やっとルフール・ジャティルイ寺院に辿りついた。騒いでいる人々を発見し、きっと自分を探しているのだと思ったという。

‘オーム スワスティアストゥ!’とバリ語で挨拶したが、誰も自分に気付かず、そのうち妻が気付いて飛びついてきた、とウララン氏。


via Tribun Bali



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