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ライオンエア、遅延問題は氷山の一角


中国旧正月を含む連休期間、多くの人々が帰省などで国内を移動する中、2月18日から数百人の乗客を巻き込むライオン・エアのディレイが発生した。

数十時間から数日に渡る遅延に、説明も無ければ、乗れない乗客への最低限のサービスも無く、乳児や小さな子連れ客、病気の治療を目的にした客などもあり、被害を受けた乗客の怒りは、あちこちの空港で爆発した。

ライオン・エアは1999年10月にクスナンとルスディキラナの両氏によって創立されたが、無数の問題を抱えており、今回の事件は氷山の一角である事が発覚。多額の負債、従業員の保障、事故対策に対しても問題を起こしている。

事実、ライオン·エアは倒産を恐れ、空港使用料を払っていない為、現在飛ばしている航空機数の出入港はできないはずだという。航空オブザーバーのゲリー・ソジャトゥマン氏は、民間企業であるライオン航空の金融危機の兆候を指摘し、ルピアが米ドルに対して弱くなった煽りを受けたのではないかと語った。


インドネシアのLCCは、ボーイングとエアバス航空機の最大購入元の一つとなっている。
ライオン・エアは2011年に米国の航空機メーカーからボーイングを購入。2013年にはエアバスを234ユニット注文しているが、為替レートの変動による影響で、ルピアを収入とし、米ドルで支払う為、そこで差額が発生し、予想を超えた多大な損失を抱えたと思われる。損失を埋める為に、他社に航空機をレンタルするなど、財政状態が現在良好ではないようだ。


今回の遅延に関し、ライオン・エアで推測された賠償コストは、ゲリー氏によれば、実際にはもっと大きいはずで、彼らの状況は現在深刻な問題で立ち往生しているという。
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