ヌサペニダ島にあるPaluang寺院は様々な不思議を持ち、そのうちの一つは世界で唯一のものだ。
なんと、それは車を型どった建物だ。
この車は、神が儀式を行う時に使われ、このエリアの住人が助手をしたという。
このお寺はヌサプニダ島の西端に位置するカランデワ村にあり、ヌサプニダの港からはバイクで約40分。
村の外れの崖の上に建てられている。
その他のヌサプニダ、バリ島本島、そして世界中の神聖な場所とは全く異なる、世界で一つだけの車の建物が
ある寺院だ。
ただ、この車は本物の車ではない。
だが、タイヤとボディーは岩で作られていて、完璧に車を型どったプリンギ(祖先の霊を祀る建物)の構造を
している。昔は木材で作られていたが、耐久性と長持ちさせる為に、岩を使って建て直したそうだ。
東側にある車は現代のモダンなデザインで、ジムニーが型どられている。そして、中央のエリアにも車のプリンギがあるが、こちらは小さく、VWのセダンのような形をしている。
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東側の車 |
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現在は隣にもう1台新しく建てられている |
村人によるとこのお寺には碑文が無いという。
以前はあったが無くなってしまい、その後今まで見つかっていないそうだ。
しかし、村の先祖の物語から、この車の建物は太古の昔からあったという。
彼らはこれを誰が建てたのかは知らないが、インドネシアで車が利用される前からあったことは確かだと話す。
ジミーカーに祀られている神(Ida Bhatara)は、カランデワ地区の約80家族によって、今まで敬われている
先祖だそう。
VWのセダンに祀られている神もIda Bhataraだそうだが、こちらはどの神かは明らかになっていない。
ただ、この地区の先祖であることは確かだ。
夜になると、時々人々はこの近くで北西に向かって高速で走る車の轟音を聞くという。
他の住人に聞いても、ライトを付けた車が轟音とともに走りすぎていくようだと話す。
しかし、それはジェット機のような轟音だけで、振り返って見てもどこにもいないそうだ。
村長によると、この車の轟音はIda Bhatara自身と助手によるものだという。
残念ながら、証拠となるこの助手をした人間は、既に故人となっている。
彼は亡くなる前の話では、ウィンカー、ブレーキ、そして運転手が必要な普通の車と同じだったといい、
他の地域で災いがあった時に、Ida Bhataraによる治療を行う為に出かけたそうだ。
また、知識を研ぎ澄ましたいバリアンにとっての聖地巡礼が行われたり、メディテーションを行うことも出来る、
とても静かな雰囲気の寺院だ。
via : Bali Media Info (http://www.balimediainfo.com/2015/01/bali-unik-pura-paluang-temple-nusa-penida.html ) & Nusa Penida (http://www.nusapenida.nl/index.php/archaeology/temples-1/pura-paluang)
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