アホックの愛称で知られる、ジャカルタ州知事バスキ・チャハヤ・プルナマ氏(Basuki Tjahaja Purnama)。現インドネシア大統領ジョコウィ氏の後を引き継ぐ形で、州知事と昇格したばかりだ。
何者をも恐れず思ったことを辛辣に言ってのけるアホック氏は、今、ジャカルタの地方議会との戦いで、ホットな話題となっている。
事の発端は、来年度の予算案を巡り、地方議会が12.1兆ルピアを予算として要求するとしたのに対し、アホック氏が反対したことから始まった。アホック氏は、12,1兆ルピアもの予算には、マークアップの疑いがある不明な予算として、可決できないと主張。
地方議会がこの予算案を強行に可決へ持っていこうとしているのに対し、アホック氏は警察やKPK(汚職撲滅委員会)へ通報すると言った。
これを受けて、地方議会会長のプラステヨエディマルスディ氏は、アンケートを取り州知事を辞任させる権限を行使し、アホック氏を州知事の座から引きずり下ろそうと企てている。
しかし、このアンケートの権限は地方議会にはあっても、州知事にはない。
「このような流れで2ヵ月後に辞めさせられるのであれば、私はこの2ヶ月間にできる限り、ジャカルタが抱える問題を少しでも解決したい。そして、最後にはどちらが正しかったかが見えてくるだろう」と、アホック氏は強気だ。
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