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〜スタッフ ウィンダがバリ島を紹介します〜 「バリ島の劇場 ”ベジブダヤ(Beji Budaya)”」



バリ島の劇場やバリ舞踊は、この島に観光客が訪れる前から、何世紀にも渡り存在してきました。
バリ島の劇場が観光客にとって興味深く珍しいのは、観光客の皆さんが知っているものとは全く違うからです。

バリ島では、地元の伝統的な劇場は、エンターテイメント目的のためだけではなく、ヒンドゥー教の伝統的な儀式での役目も果たしていて、全ての大きな儀式は、踊り手・歌い手によってバリの劇場で行われます。ショーは観客に向けて行われるのではなく、神々や精霊の娯楽のために行われるものです。

ベジブダヤでは、踊り手達はヒンドゥー教の伝統的な衣装を身に着け、そのパフォーマンスは古いバリ島の伝説を表現しています。



その伝説とは、スラヤと呼ばれる小さな村についてです。
この物語は、その村がいかに貧しいか、その貧しさは何かとても悪いことが原因だ、というところから始まります。
スラヤの人々は、王への捧げ物ができないほど貧しかったのです。王は、彼らがなぜそんなに貧しいのか、その理由を村のリーダーから確かめるために、部下をスラヤへ送りました。
村のリーダーは、雨が降らず、干ばつが作物の栽培を妨げてきたと説明します。

慈悲深い王は、村人へ後悔を感じ、すぐに雨の神様へ依頼する特別な儀式を命じました。
雨のシャーマン”Pawang Hujan”が、“Gebug Ende"と呼ばれるこの特別な雨の儀式に呼ばれました。この儀式は、二人の人間が痛みに気付かず、お互いに助け合いながら戦う為に、トランス状態に置かれるとても精神的な儀式です。
より多くの血液がより多くの雨という確信から、彼らは血が流れるまで戦わなければなりませんでした。




伝説をもとに儀式が行われ、雨がスラヤに来ました。人々は再び作物を育て収穫をすることが出来ました。

この時彼らは神々に感謝をするダンスを踊り、歌を歌うほど幸せでした。
この踊りは、現在結婚式で一般的に踊られる”Jgoged Genjek”ダンスとして知られています。



もしあなたがこのバリの文化にとても興味があるなら、ベジブダヤに来てみてください。
スケジュールはWebサイトで確認できます。(bejibudaya.com)

ベジブダヤはバトゥブラン村にあり、ウブドからはほんの20分程、クタからは60分程です。劇場はバリニーズスタイルの巨大なバレで、田んぼと熱帯雨林に囲まれた美しいエリアにあります。




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