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疫病を追放するための神聖な踊り


2月15日夜、バトゥアン村で( 15/2 )は、女性達がクバヤ姿で集まり、バリのガムランに合わせ、ルジャンという神聖な舞踊を踊った。
バトゥアン村では大昔から、この「ルジャンストゥリ」は疫病から村を守る為の神聖な踊りとされている。

この村の住民であり、舞踊を教えるスカール氏によれば、「昔から伝わる先祖の話に基づいたものだ。バトゥアン村の人々が疫病にかかった時代があった。それを事前に防御する為ルジャンストゥリを踊り、神に捧げ、村を守ってもらったことから始まった」という。

サシクリマの月から翌年のサシクサンガの月まで、ブタヤドゥニャという儀式も合わせて、バトゥアン村内の8つのバンジャールが約
4ヶ月間、ニュピの直前までこの踊りを繰り返すという。

バトゥアン村のジェロマンクーによれば、「これは初めてのことではなく、この村の祖先から伝承されたもの。ニュピ前にルジャンストゥリを踊るのは、バリ島内でもこのバトゥアン村だけだ。また
伝統舞踊に参加する各バンジャールからの女性ダンサーは、l月経期間中でないことが条件。」と語った。

バトゥアン村では、ニュピ前に神聖な伝統舞踊を捧げる他、神への祈りの儀式を行い、村内の各寺院でも祈りの儀式を執り行う。各家族のためとして、神に捧げたプジャティジャンケップという供物を氏寺へ持ち帰るという一連の関連儀式も行われる。



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