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黒魔術による病気を消し去る3つの井戸水


ジュンブラナ県ムラヤ郡ギリマヌク慣習村バンジャール・アダット・ニティ・マンダラにあるスガラ・ルペック聖域では、ユニークなことがある。

この区域には10箇所の聖地と、色の付いた3つの井戸がある。この3つの井戸は、医療では治らない、または、黒魔術によるあらゆる病を治すと、地元の住民らから信じられている。

この地区は、ヌガラの町から約35km、バリ西部国立公園のチュキックの森の南側に位置している。スガラ・ルペック聖域に足を踏み入れると、2頭のトラの像が護る祠を見る。しかし、更に中に入ると、9つの聖なる場所が見える。

スガラ・ルペックのプマンクー、クトゥ・サンディ氏は、この地区ができた歴史は、1996年、故マンクー・グデ・リンギー氏によって6つの泉が発見されたことから始まったと、17日、語った。

遺言に従って、バリ西部国立公園に入るエリアに10箇所の聖なる場所を、その泉の近辺に建てた。それから、翌年故マンクー・グデ・リンギー氏は、(財)シディマントラを設立したアナック・アグン・ヤドゥニャ氏と会談し、バリ西部国立公園に対しこの聖なる地域を構築する許可を申請し、2001年に認定された。

10箇所とは、デンパサール-ギリマヌク間の国道沿いにある2頭のトラの像の祠、ティルタ・ピンギット・サンジワニ寺院、タマン・ベジ・スダマラ寺院、色の付いた3つの井戸水を備えたビンギン・クンバール寺院、ルシ・マルカンドゥヤ寺院、アラサンカール寺院、パリンギー・ラトゥ・カンジェン・キドゥル寺院、ドゥクー・サクティ寺院、プナタラン・アグン寺院、スガラルペック聖域の外にあるティルタ・エンプル寺院である。

幾つかの聖地の中で、通常ここを訪れる教徒らは、3つの色の付いた井戸のあるビンギン・クンバール寺院に祈祷に来る。他の場所へ祈祷に行く場合にも、まずここの井戸水で浄化をするからだ。この井戸水は目に見えない病、医者にも治せない魔術による病にかかった者が健康にもどる効果を持つと信じられている。

「3つの井戸水は、普通の目で見れば何の変哲もないただの水に見える。しかし、精神世界の人の目にはそれぞれ違った3色の色が見える。ブラーマ(赤)・ウィスヌ(緑)・イスワラ(白)だ。この3色の水で浄化すると、黒魔術による病を治すことができると、多くのヒンドゥー教徒から信じられている。」スガラ・ルペックで長年に渡り奉仕をしてきたプマンクー・サンディ氏は説明した。


via Tribun Bali



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