Powered by Blogger.

バリ料理、ユニークで栄養満点


2013年の基礎保健調査の結果では、バリは州として乳幼児の栄養失調率が最も低い11.4%である事が分かった。この数字は、インドネシア全国比率の19.6%を大きく下回る。また、バリ州の15-49歳までの妊婦の慢性的なエネルギー欠のリスク比率でも、10.1%という最も低い数値を出しており、全国比率24.2%と比較してもとても低い。

ボゴール農科大栄養科学の教授アーマッド・スラエマン博士によれば、バリは多彩な料理、飲み物のある地域であり、様々な栄養素を含んだバリ菓子もあるという。

バリの郷土料理は、様々なバリエーションがあることで、世界でも最も複雑な料理であると紹介されている。調味料となる各種根菜や香辛料を混ぜ合わせる事から始まり、それらを生野菜・肉・魚介類に混ぜて作る。

「バリの郷土料理はユニークなだけでなく、栄養を豊富に含んでいる。例えば、アヤム・ベトゥトゥ、ベベッゴレン・クリスピー、サテリリッ等は、プロテインを豊富に含んでいる。一方、ラワールやスロンボタン等は、繊維質・ビタミン・ミネラルを含んだ野菜を材料として作られる。幾つかの料理は、料理の過程でココナッツミルク、または、おろしたココナッツという形で、椰子を料理に使うことで、良質となった脂肪を含んでいる。」と、アーマッド博士。

更に、バリの郷土料理の独特な味わいとなる様々な種類の調味料と香辛料も、酸化・抗菌作用を含んでいる。だから、バリの一般庶民は、必要とされる栄養素をうまく取り入れられるのだ。

バリの背景となるこれらの理由もまた、2015サリフサダ栄養フォーラムの訪問目的地となった。このプログラムは、食品原料でも、調理法でも、一つの地域の住民が必要な栄養を十分に取り入れられるという、住民の意識向上を目指すものである。

先月30日から今月1日に開催されたこのイベントの中で、サリフサダのコーポレート総務部長は、「今年は、訪問目的地としてバリ州を選んだ。何故なら、バリは地元の知恵を守るインドネシアの一つの地域であり、先祖から継承され、バリの自然の可能性をふんだんに利用した、独特の郷土料理があるからだ。」と、述べた。


via Tribun Bali



みんなでつくるバリ島のブログランキングバリブロへ
バリブロのブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。

0 コメント

参加ユーザー

ブログ アーカイブ