2015年、廃品回収で生計を立てていた親を持つ一人の子供が、東ジャワ州警察を訪ねてきた。シドアルジョ県グダンガン職業専門高校の卒業証書だけを携えたユダ・サトゥリア君は、ライバルである数千人の若者と共に、警察官になる為の申請書を提出した。
この21歳の若者は第一試験を見事突破し、2015年7月31日、152人の合格者らと国家警察学校で教育を受ける為、モジョクルトへ出発した。「現在、全員ジャカルタのメトロジャヤ国家警察にいる。」と、1日、東ジャワ州警察広報課長警察長官プラボウォ・アルゴ・ユウォノ氏は、述べた。
ユダ君の警察官になりたいという願望とやる気の成果で、彼は警察側から感謝されるほど、他の警察官志望の若者達の中でも、手本となるにふさわしい存在となったのである。何故ここまでになれたのか?別に不思議なことではない。
4人兄弟の3番目として生まれ、廃品回収をして収入を得る親を持つ子供だった彼は、一度なりとも自分の運命を諦めた事は無かった。職業専門高校の卒業証書だけを頼りに、彼は母親の為に必死になって働いた。彼はフリーの肉体労働者を専門職としながら、警察官になる事を夢見て、東ジャワ州警察の警察官への就職申請をした。
「どのような状況にありながらも、彼の熱望が消えることはなかった。他の申込者の中にあっても、自分を卑下することもなかった。これは、警察官になりたいという願望を持った国民にとっての大事な手本だ。どのような環境からの出身であっても、貧乏でも金持ちでも関係ない。誰でもなりたいという志さえあれば、なれるのだ。警察官にふさわしい資質とは、丈夫な体、やる気、規律と知性。健康と知性は警察官にとって、最も必要だ。申し込むのに、費用はかからない。」と、アルゴ氏。
東ジャワ州警察広報課内の情報では、現在警察官試験が行われていて、ユダ君は試験に合格できた事を知ってとても喜んでおり、自分が警察官になることは、自分が家族の踏み台となることだと述べたという。「ユダ君は、自分が合格できたとは思わなかったらしい。彼が警察学校で教育を受けている間、母親が一人で働いて家族を養っていた。」と広報課職員は述べた。
モジョクルトの国家警察学校へ出発する前、ユダ君は自分のこれまでの経緯を話した。彼は、母親の手伝いをし、父親はユダ君が小学生の時に他界していた。ユダ君の姉は結婚し、スマトラのパダンに嫁いだ。2番目は、働きながら大学に通っている。4番目はまだ学校だ。父親が生存していた頃は、ユダ君は学校に通いながら、母親の手伝いをして生計を立てていた。肉体労働から始まり、廃品回収、車の洗浄まで何でもやった。
この状態は、彼が職業専門高校を卒業した2014年-2015年まで続いた。そして、最終的には自分を鼓舞して警察官の就職申請をしたのだ。
via Merdeka.com
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