ヒンドゥー教徒による‘タウル・クサンガ’の儀式
8日夕方、ヒンドゥー・ダルマ教徒はバリ島の1,480の慣習村で、サカ暦1938年の新年ニュピを翌日に控え、‘タウル・クサンガ’の儀式を、州レベル・県/市レベル、或いは、各家庭で一斉に行った。
「州レベルの儀式は、ブサキ寺院のプナタラン・アグンで行われ、県/市/郡レベル・慣習村レベル、及び、各家庭でも続いて行われた。この神聖な儀式は、同時進行するという方法で、バリ島の全ての慣習村で行われるもので、大自然とそこにある全てを浄化する儀式であり、神と人間、自然環境と人間、人間と人間の間の調和と関係をより高める(トゥリ ヒタ カラナ)意味がある。」と、バリ州インドネシア・パリサダ・ヒンドゥー・ダルマの長であるイ・グスティ・ングラ・スディアナ博士は、述べた。
ヒンドゥー・ダルマの最高機関から全慣習村に対して出されたやり方に則って、‘タウル・クサンガ’の儀式の最後には、それぞれのレベルに従って、一斉に祈りを捧げる。‘タウル・クサンガ’の中心となるカランガッサム県ブサキ寺院で得た、その‘聖水(ティルタ)’を各県・郡・村・バンジャールに分けていくのだ。
夕刻、各家庭で供物が捧げられ、それが終わると‘プングルプッカン’、いわゆる、各バンジャールの青年団が作ったオゴオゴが、村中を練り歩くというプロセスへ至るのである。そして、ニュピ当日は終日24時間、静かに瞑想等をしながら、祈祷が遂行される。断食などを遂行する者もいる。
この日には、4つの禁止事項、①仕事や活動の一切を止める(アマティ・カルヤ) ②明かりや火を使わない(アマティ・グニ) ③外出しない(アマティ・レルンガン) ④レクリエーション、楽しいこと、熱狂するようなことの一切をしない(アマティ・レランガン)を厳守する。
これを監視し、治安を守るのが、村の警備隊プチャランである。
via Antara Bali
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