アジア・アフリカ会議、ジョコウィ大統領が現状の国連を批判
ジャカルタで開催中のアジア・アフリカ会議は22日、各国の21人の首脳(日本国安部首相も参加)を迎える最高会議段階に入った。
ジョコウィ大統領は演説で、旧植民地国の独立と繁栄、正義の実現をうたった「バンドン精神」の下での団結を呼びかけてから60年を経てなお、戦後、世界をまとめる立場にある国連に、地球規模の不正義や不公正が残っている事を指摘。不正義の例として、世界人口の20%が資源の70%を消費していることを挙げた。
北半球の人口のほとんどが豊かな生活を送っている一方、南半球では一日たったの2ドルで生活を繋いでいる人々が大勢いる。また、依然として国家樹立が実現しないパレスチナを放置することはバンドン精神に反するもので、独立に向け支援を強化するとして、「イスラム議会及び、アジア・アフリカ諸国は国連改革を要求する」と言明した。
安部首相も国連改革を主張するジョコウィ大統領の演説に賛同した。
「アジア・アフリカ諸国は、これからの地球の平和のけん引役を果たさなければならない。同時に、これまで援助を受ける側であった国々が変化し、経済を動かしていく仲間となった。ダイナミックな市場開放を行なって、アジア・アフリカ諸国の繁栄に繋げていこう。」と安部首相。
via Jawa Pos / じゃかるた新聞
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