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ウサギ小屋だったところに5年居住しているおばあさん


アスファルトの道が終わり石の多い道に沿って進むと、タバナン県クランビタンのバトゥアジ村バンジャール・ジャンカハンに突入する。

このバンジャールに、ニ・ニョマン・ロスニ(58)さんという一人の女性が生活している。彼女は住居として、小さな小屋を持っている。ロスニさんは既婚者で、プネベルのダルマ村に子供がひとりいる。しかし、彼女は生まれ故郷であるジャンカハンに還ることに決めたのだ。

ロスニさんはウサギ小屋だったものを家として使っている。屋根はベニア板で、壁はある物でおざなりにこしらえたようだ。6日、彼女は5年前に建てられた小屋に一人で暮らしていると語った。

地面にベニアを敷いて、その上に寝ている。両親は既に他界している。日々の暮らしでは小屋の隣りに住む家族を頼るか、時々収穫の終わった稲の穂に残った米粒を拾って来て生活しているという。このような状態のロスニさんの生活は、気がかりである。電気も無く、奥に台所兼なる場所がある。5x3mの小屋には、拾ってきたものだけがある。

「私の為に助けの手は差し伸べられない。」とロスニさん。

隣に住む親戚のイ・クトゥ・スマントラさんは、自分の家に部屋があるからそこで寝泊りするように勧めた事がある。しかし、ロスニさんは親が残した土地で暮らすことを選んだ。「他人の家に泊まっていて、もし、そこで死んだらどうするの。私は、ここでいいのだ。」というロスニさん。

貧困生活者援助や家の改築を要請したこともあったが、手続き上の問題で執行されなかった。「他に家族がいないし、私の父の住民票に登録されているため、‘貧困家庭’のプログラムから漏れているのだ。」とスマントラ氏。

家族は支えられるほど金銭的に余裕がない為、この地から離れたくないロスニさんへの援助の手を求めている。


via Tribun Bali



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