タバナン県に位置する観光地、猿の棲む森”アラスクダトン”は、観光客にとって魅力ある観光地の一つとなっている。
その森の中に、不思議な場所がある。丁度、この観光地の南に約20x20m程の四角い、草の生えた土地がある。バンジャール・ロダランの長イ・クトゥ・チャテン氏は3日、ここは‘猿の墓場’で、この地が観光地となるずっと前、随分昔から存在していたと説明した。
「この‘猿の墓場’は、私が知る限り相当前からここにあるが、何故か現在まで、草は生えてもここだけ樹木が生えない。自分は猿の死骸を見たことは無いが、もし、猿が死んだのであれば、土が盛り上がっているはずだ。実は、誰が猿の死骸を埋めるのか、周辺住民は、一人として知っている者はいない。しかし、土が盛り上がっていれば、そこには死骸がなくてはならない。」とチャテン氏。
他の住民、カデ・スギアント氏は、この‘猿の墓場’については謎めいた話に繋がっていると話す。実際は、いつからこの墓場があるのか誰も知らないし、ここが‘猿の墓場’であると、先祖代々言い伝えられたきたものだという。
「2000年頃、ウダヤナ大学から研究の為、墓を掘り返したところ、中からはチョブロン(バリの宗教儀式で使われる道具)だけが見つかった。何故この場所だけ樹木が生えないかという事については、未だに回答が得られていない。亡くなった祖父の話では、アラス・クダトンの森では、猿が死ぬと、その仲間達が埋めるのだという。埋めた後、何日かの間に盛り上がっていた土盛りはへこんで見えるという。祖父は、猿達が大勢で死骸を担いで来るのを、こっそり覗いていたところ、他の猿に見つかってしまい、猿達は運んでいた死骸を放り出し逃げて行ったという。」と、同氏。
via Tribun Bali
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