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バリナインの2人 処刑場のあるヌサカンバンガン島へ


4日朝、バリナインの2人の死刑囚、ムルヤン・スクマランとアンドゥリュー・チャンが、バリ島クロボカンの刑務所から処刑場のあるチラチャップ州のヌサカンバンガン島へ向け、護送された。

刑務所を出発する際、既に手錠をはめられたムルヤンは、鉛筆とスケッチブックの持参を願い出た。警察は、しっかり包んであれば構わないと申し出を受け入れ、他に彼らが希望した聖書や衣服も許可したという。

移送中も2人は落ち着いており、微笑さえ見せたという。


彼らの落ち着きとは裏腹に、ングラライ空港には処刑囚を乗せるウィング航空機と、それを先導する戦闘機2機、その他に、警察官、軍隊、機動特別部隊など、百数十人が物々しい雰囲気で待機していた。

飛行機に乗り込む前アンドゥリューは、「Goodbye Bali !!」叫んだという。

オーストラリア国籍のこの2人の他、フィリピン、フランス、ガーナ、インドネシア、ナイジェリア、ブラジル国籍の8名、計10名の麻薬持込犯が同時射撃によって処刑される予定になっている。



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