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大統領になって家から近い学校をつくりたい


学校に行くのも面倒くさがったり、宿題に文句を並べたりする子供達がいる中で、このバリにこんな小学生もいたのだと、感心してしまう。思わず、エールを送りたくなる少年らをご紹介しよう。

イ・カデ・ノプリアナ(11)君は、19日、友人ら7人とふざけたりお喋りを楽しみながら、クルンクン県ベサン村にある丘、ブキット・アバーを下って行った。彼らの額からは汗が噴出している。着ている小学校の制服も、汗で濡れている様だ。それでも、昼間の暑い日の陽射しと、舞い上がる埃にめげることなく、ノプリアナ君と友人らは学校の勉強が終わると、日中、自宅のあるバンジャール・カンギンまで帰るのだ。

ブキット・アバーの人々は、平均して海抜約800mの高さのこの丘の地区に住んでおり、大多数がアラックを作り、それを売ることで生計を立てている。

ブキット・アバーの学生は、勉強する為に徒歩で登校するのは、日常のことなのだ。彼らの多くは、隣県のカランガッサム県まで通っている。すなわち、県外マンギスのゲゲラン村にある小学校と中学校に行く方が近いのだ。

「下にある学校へ行く道のりは遠い。ゲゲランにある小学校・中学校の方が近い。」と、ノプリアナ君。この小学校5年生のノプリアナ君は、勉強する為に毎日3キロメートルを上ったり下ったりしなければならない。遠くまでただ徒歩で行くだけではない。彼らは、壊れ始めてぼこぼこの穴だらけの状態の道を、気をつけて歩かなければならないのだ。

「雨が降らなければ埃の道になり、雨が降れば泥だらけの道になる。僕の夢は、大統領になって、家から近い所に学校を建てることだ。」と、ノプリアナ君。

遠く、コンディションの悪い道を毎日徒歩で通わないればならないが、教育のはしごの高みに登る、その情熱は全くそがれていないのだ。

頑張れ、小学生!


via Tribun Bali



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