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民族衣装を纏った女性達 -1935年・1965年-



昔から現在まで、バリの民族衣装は時代の発展と共に、変化を遂げていった。体を包む目的で作られた服と、儀式の道具としての衣装である。人は、目的によって儀式に必要なものを、宗教の教えを良く理解した上で創作する。

バリの民族衣装のコンセプトとは、スワスティカ(卍)である。人の体は、3つの部分に分けられる。所謂、トゥリ・アンガである。

1. デワ・アンガ: 首から上、頭まで
2. マヌサ・アンガ: へそから首まで 
3. ブタ・アンガ: へそから下、足まで

一般的には、民族衣装は用途によって3つの種類に分けられる。

1. ニスタ民族衣装: 日常、奉仕、祈りには使わない 

2. マドゥヤ民族衣装: 祈りの時に使う 
3. アグン民族衣装::結婚式に使う 

男性衣装は、男性はダルマ(善)を掌握する者として、カムン(腰布/ワストゥラ)を左から右に巻く。カムンの高さは、足の甲から大体2インチの位置にする。これは、男はダルマの責任者として、一歩を大きく踏み出すからだ。それから、先の尖ったカンチュット(尖ったもの)という形にして、できれば、大地の女神への敬意のシンボルとして、地面に触れたほうが良い。カンチュット自体も、男性のシンボルである。

祈りの際は、ソプタン(縫い目)で閉じることの必要性を示すべきではない。それから、既に我々は悪い問題を制御したという意味を持つ、細い帯(ウンパル)を使う。それで、清潔な上着(クワチャ)を着て、最後にウデン・ダスタルをかぶる。

女性の衣装もカムンから始まる。女性の場合は、目に見えない不思議なエネルギー/サクティと共に有るように、右から左へ巻く。サクティとしての女性は、男性がダルマの教えから滑り落ちないように監視する役割がある。サクティとしての女の仕事は女性的なもので、歩みは小さくなる為、カムンの高さは大体手のひら2つ分。そして、子宮を守る役割を持つブランを使い、感情をコントロールさせる。それから、魔力を持つ者としての意味を持つ左側に帯を結ぶ。そして、クバヤという上着を着て、髪飾りで髪を飾る。


via Sejarah Bali



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