15日、ジュンブラナ県ムンドヨ郡テガルチャンクリン村デロッド・バレアグンにあるイ・クトゥ・ガヤダ氏(49)の家は、悲しみに包まれていた。
ガヤダ氏は、12日に公演があったチャロナラン劇の中のランダ役として舞台に上り、劇の流れでクリス(剣)で刺されて、解剖に持ち込まれた息子の遺体について、親戚らと自宅の一角で話していた。
彼らは、被害者が死亡したのは、長く患っていた胃酸過多と胃の病によるものだと言う。親族の一人は、被害者はチャロナラン劇の公演に、ランダ役として既に10回以上出ていると言った。また、中学2年になって、ランダ役になるよう目に見えない存在からの啓示を得たことで、学校に通うのをやめたという。それから、被害者はプマンクーである父親に伴われ、頻繁にチャロナラン劇のランダ役として公演に出るようになった。
「12日夜は、ムンドヨ郡ポーサンテン村のジャティルイ寺院で公演があり、彼はいつものようにランダ役となった。我々家族は、事前に何の兆候も感じることなく、悪い夢も見ていない。」と、語った。「彼の死はクリスで刺されたことが死因、という情報は正しくない。実際に刺し傷はあるが、3針で綴じられるほどで決して深いものではない。死因は、胃病と胃酸過多である。診療結果もここにある。」と、20日に控えた葬式の準備をしながら説明した。
当日00:30未明、被害者は既にプングランチャブと呼ばれる、クリスでランダを刺す役割の役者達に囲まれていたところだった。始めの刺す場面は問題なく進んだが、悲劇が起こったのは2度目の刺す場面での事だった。クリスで刺された時、ランダ役に扮した被害者は、地面に直接崩れ落ちた。衣装は血に染まり、劇は中途のまま中止された。被害者は、そのままヌガラ地方総合病院に運ばれ、治療を受けた。
ムンドヨ警察署長は、犯罪課長と共にこの事実を明らかにした。ヌガラ地方総合病院で治療を受けた際、被害者の胃の左部分に刺し傷が約1cmあったが、3針縫って帰宅した。翌13日、被害者が嘔吐を繰り返したため、再びヌガラ地方総合病院に戻った。レントゲンを撮って更に詳しく調べたところ、刺し傷は胃までは到達しておらず、そのまま入院し様子を見ることになった。しかし、14日午後7時半頃、病院で息を引き取った。医療チームによれば、死因は胃酸過多によるものと診断された。
via Tribun Bali
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