Powered by Blogger.

ジェゴグの音楽にあわせる踊り手 -1938年-


‘ジェゴグ’は、ジュンブラナ県の芸能で、巨大なサイズの竹から作った楽器ガムランで、アンサンブルであるその姿もダイナミックだが、その音もとても魅力的だ。この芸能は、1912年ダンギントゥカッドダヤ村スブアルのキヤン・グリドゥーという名の芸術家によって創られた。

ガムラン・ジェゴグは元々、ルンビアの木の葉から家屋の屋根葺きを造る為に、協力して働いていた労働者の娯楽としての打楽器であった。このルンビアの葉の屋根葺き共同作業は‘ニュチュック’と呼ばれ、この作業チームの内何人かがガムラン・ジェゴグを叩き、仲間を楽しませた。

その後、ガムラン・ジェゴグは、宗教儀式のバックで、或いは、結婚式披露宴で演奏されるようになり、そして、現在は、自然や現地文化からインスピレーションを得て創作された舞踊がつくようになった。例えば、トゥルントゥンガン、ゴアック・ンゴロル、マチャン・プティ等の演奏曲の他、舞踊ではムクプン、チャンガック・ルモダン、バンブー等、観光客に見せるためのものもある。

ガムラン・ジェゴグは様々に変化し、演奏者は楽器の上で踊ったりし、ジェゴグの音は、雷のように響き、にぎやかで、遠く離れたところまで届き、それが夜であればなお更で、3キロメートルもの距離にまで届く。


ジェゴグは、競演のアトラクションとしても楽しまれる。これは、‘ムバルン’と呼ばれ、2つ以上のチームが一斉に演奏し、互いに相手をあおりあうものだ。ジェゴグ芸能は、頻繁に海外に招聘され、最も古いのが1971年で、ニョマン・ジャユス氏によって北海道札幌市で演奏された。


via Sejarah Bali



0 コメント

参加ユーザー

ブログ アーカイブ