Powered by Blogger.

ニョマンとクトゥを継承する為の新しい家族像


バリの文化・慣習、又は、地元の知恵の継承は、様々な方法で行なわれている。例えば、ジュンブラナ県ヌガラ郡のバルック村がいい例だ。

第三子名ニョマン(コマン)と第四子名クトゥが消えて無くならないように、村は、父親・母親・四人の子供からなるバリの家族像を新たに建造した。

バルック村バンジャール・レニンに建てられた高さ約10mの白い家族像は、丁度、バルック村とチュペル村の村境に建てられている。家族計画に従って父親・母親・第一子・第二子止まりという家族像が普通だが、この新たな家族像は、両親と第一子(ワヤン/プトゥ/グデ/イルゥ)、第二子(マデ/ヌンガー/カデ)、第三子(ニョマン/コマン)、第四子(クトゥ)と言う四子でやや賑やかな印象だ。

バリの家族像の本質は、政府の奨励する家族計画等に影響されるものではない。壊れかけた古い家族計画の像に代わって、バルック村の考えに従った新たな像が建てられたのだ。

「この像は2015620日に再建の儀式を行なった。初めは、壊れて半分になってしまった像の代わりとして建てられた。しかし、住民や無くなり始めた地元の知恵に対する心配から、この4人の子供に囲まれた家族像になったのだ。住民や外国で仕事をして戻ってきた村の者達が、最近は、バリにニョマンやクトゥと呼ばれる子供がいなくなったと言い出した事から考案された。恐らく、40-50年後には地元の知恵はなくなってしまうだろう。ニョマンやクトゥに出会う事は珍しい事になり、ワヤン・ヌンガー止まりになるのだろう。」と、バルック村長イ・クトゥ・スアサナ氏は述べた。


via Tribun Bali



みんなでつくるバリ島のブログランキングバリブロへ
バリブロのブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。

0 コメント

参加ユーザー

ブログ アーカイブ