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ジンバラン地区で、結婚記念写真撮影中に事故


中国籍ルー・リンさん(34歳男性)は、24日にバドゥン県ジンバラン地区テガルワンギ・ビーチで結婚記念写真撮影中に死亡したリー・ダンさん(26歳女性)との結婚を、火葬の前に行った。

悲劇は、24日午後2時半頃起こった。バリ島での結婚式の準備の為、幸せに満ちていた一組の新郎新婦が、突然痛ましい事故に遭ってしまったのだ。

二人が結婚式の衣装をまとい、約15mある石灰岩の崖を背景にポーズをとっている時、二人の微笑みは驚愕に変容した。突然、高さ2.5m程の大波が立ち上がり、そのまま二人を飲み込んだのだ。

デンパサール海洋警察イ・ワヤン・ルディップ氏は28日、「彼らは何度も岩にぶつかったようだ。新郎は新婦を必死で救出しようと力を尽くしたが、為す術が無かった。撮影でカメラを構えていた、やはり中国から同行したカメラマンも、波が大きくどうすることも出来なかった。新婦の命を救うことは、誰にも出来なかった。」と、説明した。

もうすぐ妻となるべき最愛の人を死なせてしまった新郎ルー・リン氏は、ショックで何度もリー・ダンさんの体を抱きしめて慟哭したという。

ルディップ氏によると、彼らは海岸付近に立てられた危険を警告する看板を無視して、現場に近付いた模様。今回の事故は、新郎とカメラマンによる無謀な違反行為の結果、起こったものと判断している。恐らく、このロケーションを選んだ時点では波が穏やかで、時々高波が来ることは事前に予想出来なかったものと思われる、とルディップ氏。

海洋警察隊が通報を受け、現場に駆けつけた時には、事故発生から30分後。その時、新婦のリー・ダンさんの体は海面に漂っていたという。

被害者家族である新郎新婦の両親は、何も事前に知らされる事無く27日にバリ島に到着。亡くなったリー・ダンさんの母親は大変なショックを受けており、新郎の両親も悲しみに暮れている。しかし、この悲しい現実を受け止めなければならないと語ったという。

新婦となるはずの最愛の女性を失ったルー・リンさんは、リー・ダンさんへの愛は変わらないものとし、ムンブル中国人墓地に併設された火葬場で、荼毘に付される前に結婚式の衣装をまとい、結婚式を行うことにした。

サンラ国立総合病院の解剖課イダ・バグス・プトゥ・アリット医師によると、死因は溺死で、特に怪我は無く、死亡診断を終えた遺体は、28日11時の時点で遺族により引き取られたという。


via Radar Bali



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