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伝統舞踊を伝承し続ける87歳のイダ・バグス・オカ・ウィルジャナ氏


伝統と習慣を維持し続ける事が、クビャール・ドゥドゥックの踊り手イダ・バグス・オカ・ウィルジャナ氏のミッションとなった。

ギャニャール県ブラバトゥ郡サバ村バンジャール・ブランシンガ出身のマエストロは、若い世代が歴史を理解する為に、この揺るがない態度を貫き通した。87歳の今でも、体も情熱も若い時から変わらない。伝統を守る事を真剣に約束し行動したのは、口だけではないのだ。

通称を「グスブランシンガ」というこのマエストロは、空いた時間を子供達の踊りの指導に当てている。ただし、一つ条件があり、伝統舞踊しか教えないと言う事。「何処からやって来る子供でも私は教える。伝統舞踊を教えるが、支払いを求めた事はこれまで一度も無い。ここで学ぶ子は、皆、無料。」と、トゥタミアン・グリア・ブランシンガ舞踊団の持ち主であるマエストロは10日、そう述べた。

バリの子供達以外にも、自宅を訪れる外国人観光客にも教える。ドイツ・オランダ・メキシコ・日本からの人々で、一週間に一回程訪れる。舞踊の基本を学びたくて、毎日やって来る外国人もいる。

「バリを訪れる外国人は、本当の文化を見たいと思っている。汚染されて汚れきった文化ではない。彼らは舞踊の学習に魅了される。私は、自宅の建物の中で教えてきた。最近、ギャニャール県政府が、教える場所を提供してくれた。私が何年も教えてきて随分時間が経ったけれども・・・。」

クビャール・ドゥドゥックの踊り手は、言うまでもなく身が軽いところは、今も衰えていない。”アガム”という決めポーズはしっかりしているし、”スレデッタン”という目の動きも鋭い。エネルギッシュなキャラクターで創作されたクビャール・ドゥドゥックを踊る時、彼の魂が生き生きと躍動するように見える。情熱は、観衆から得るものだと言う。

彼が、舞台で踊るとき、観衆は自分の舞踊にどのような反応を示しているかを見る為、その目はいつも観衆の目を見ているのだ。「私は、いつも舞台から観客を見ている。彼らが立ち上がったり、拍手してくれるのを見ると、もっと長生きしたいと思う。」と、グスブランシンガ氏。


via Tribun Bali




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