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バリのある村のアヒル飼い -1953年-


バリでの宗教行事や儀式には、動物が用いられる事が多い。動物を使用するのには、様々な広く深い意味がある。

‘ダンダン・バン・ブンガラン’というロンタルには、儀式を行う中での動物の使用は、‘エカサタ’という儀式ではアヤム・ブルンブンという一羽の鶏を、‘エカ・ダサ・ルードゥラ’から‘マリギア・マレブ・ブミ’という儀式に至っては、十頭の水牛を使うと記されている。これは、聖典の中で明示的および暗黙的なヒンドゥー教の教えの可視化とされる。

‘マナワダルマサストラV-40’には、宗教行事に使われる植物と動物は、生まれ変わりの際に高いレベルに生まれることが出来ると記されている。儀式の中での使用には、知的、感情的な感度で動植物の保護を向上させるように、教徒の精神力を高める為の目に見えないものを含んでいる。

動物を儀式に使うのには、ヒンドゥーの教えの可視化としてのシンボルの意味を持つ。例えば、アヒル、又は、ひよこは、‘サラサムスチャヤ’には、賢明な動物として存在している。アヒルは、飯と泥を混ぜても食べることができる。しかし、腹に残るのは飯だけだ。

ヒンドゥーの儀式にアヒルを使うことの目的は、見極める能力、又は、善悪、適切・不適切を判断する能力の開発の為である。アヒルは、サトゥワム(穏やかな幸せ、誠実かつ無私、醸し出す人間性の性質) のシンボルなのである。

一方、鶏と豚は、傲慢と強欲のシンボルである。人間は、傲慢で強欲にならないよう自制しなければならない。犬はどうか?犬は忠誠シンボルだ。‘チナカタ’と言う聖典では、犬は飼い主に対して非常に従順で忠実で、飼い主を守る動物として描かれている。ヤギは、‘アジ・ダルマ’、又は、‘アングリン・ダルマ’の物語では、原則を保持する一貫した性質の意味を持って描かれている。

このような使い方をされる動物たちは、神の創造物であるもの森羅万象の全てが、神への奉仕に共に参加するように、神の創造物全てが量・質共に高いものを目指すようにという意味を持っているのである。


via Sejarah Bali



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