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群衆の中から現れた武器を構えた男-サリナ爆弾テロ事件



14日朝、中央ジャカルタMHタムリン通りが、テロの襲撃に遭った。現場となったのは、サリナビル前の大通り交差点と交番、犯人が逃げ込んだ道沿いのスターバックス内、自爆が起こった同店駐車場である。

7人のテロによる爆撃と銃撃は、一般市民、及び、警察官、数十人に怪我を負わせた。現在まで、分かったところでは、市民2人、テロリストと思われる者5人が死亡。テロリスト2人が自爆したした後、3人が警察との銃撃戦で打たれて死んだ。全てインドネシア国籍である。

容疑者は、組み立て式爆弾と手榴弾、ピストル、ライフルを所持しており、また、爆弾を装置したチョッキを着用していた。

警察は、この爆撃事件の裏には、中央ジャワ、ソロ出身で、テロリストの疑いで逮捕され、刑期を終えたイニシャルDNが関わっていると見ており、ISISとの関係を追跡している。



テロリストの一人が中国メディアのカメラマンに、その姿を捉えられた。黒い服を着て、黒いキャップをかぶり、赤いアクセントのあるバッグを背負って、銃を構えている。この姿を見た一般市民は、パニックの中、蜘蛛の子を散らすように安全を求めて走り去った。それから、この男は警官に向かって引き金を引いた。


現在、容疑者の身分については調査中。警察側は、今回のサリナでの爆撃テロについての責任の所在について、まだ公式に発表していない。しかし、14日夜、今回の事件の責任は、イラクとシリアに潜在しているISISにあると、メディアを通して告げて来たという情報が入っている。ISISは、イラクやシリア以外に、世界各国に戦闘員がいて広がっており、中央のミッションに従ってテロ行為を行なっているという。今回の事件も、このような目的で、警察をターゲットにしたテロ行為となったのではないかと思われる。

一方、この爆弾テロ事件を受け、バリの交番派遣の警察官も一時は緊張を強いられた。ジャカルタでのテロの状況、銃撃戦の様子を、携帯電話で情報収集した。ギリマヌク港での警備は、年末年始から警戒を強めているが、通常と変わりなく警備を続けている。


観光地でもあるクタのショッピングモールでも警戒を強める事になった。特に、クタ ディスカバリー ホテル、及び、リッポモール、クタ・セント・フランシスクス・サベリウス教会などは、セキュリティーの強化を行った。クタばかりでなく、バリ島内の観光地への攻撃を予防する為、州内各地の警察が警戒を呼びかけている。

国防省国軍大将は、世界に名の知れた都市・観光地であるジャカルタ、及び、バリは、テロのターゲットであり、警備を強化するよう求めている。



via Tribun Bali / Antara Bali

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