Powered by Blogger.

サムアンティガ寺院、伝統の2.5mの供物


『パジェガン』と呼ばれる、見上げるほどの2.5メートルにも及ぶ高さの供物。これは、ギャニャール県のサムアンティガ寺院を守る民衆によって代々継承されてきた供物で、寺院の創立記念日に毎回供えられるのだ。

写真は4日、サムアンティガ寺院に供えるために、ヒンドゥー教徒によって運ばれたところを撮ったもの。自宅で作ったものを寺院まで頭に乗せて徒歩で運ぶ。供えの飾りと共に、9匹分の焼き鶏肉と果物が積まれている。

そびえる高さは神聖な山を表現し、一番上に乗っている飾りは創造主である神への祈りを表す。
高さには個人個人の神への感謝の気持ちやかけられる費用によって、高低の差ができる。

ブラバトゥ郡ベドゥル村に位置するこの古い寺院には、伝統的にこの供物が供えられ、少なくとも40個のパジェガンがずらっと並べられる。

バリの歴史の中でサムアンティガ寺院は、バリヒンドゥーダルマ教を誕生させるために、様々な宗派や土着宗教を結集し会議を執り行なった寺院であり、三大寺院・バンジャールシステム・灌がいシステムスバックを構築した場所でもある重要な寺院である。

しかし時代と共に、パジェガンを供える習慣は廃れ、現在では4世帯だけが祖先からの伝統を守り、今でも続けているという。


via Tribun Bali


みんなでつくるバリ島のブログランキングバリブロへ
バリブロのブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします。
 

0 コメント

参加ユーザー

ブログ アーカイブ