政府が取り決めた『木材合法性検証システム』によって、手工芸に携わる末端の生産者が失業したり、他の仕事に就かざるを得ない状況を生んでいるという。
インドネシア家具・手工芸協会は、このシステムの取り消しに関して話し合いをした。取り消しの噂があるという。
ギャニャール県内の木彫工芸で生計を立てている人たちは、現状況ではただの噂ではあるが、少しは胸をなでおろす事ができたという。何故なら、この取り消しが実行されれば、ギャニャールの木彫手工芸村が再び活性化するのではないかという希望が持てるからだ。
プリアタン村の木彫家マデ・ブディアサ氏は、「末端の人々が、政府が決めた木材合法性検証システムを通して木材を手に入れるには、情報網も資金も無く全くやっていけない。だから、このシステムが遂行されてから木彫の仕事をやめた者、木彫輸出業をやめた者、店を閉じた者が沢山いる。生き残れるのは大きな資本のある者だけだ。木材が手に入らなければ、作品のオーダーにも影響がある。観光客が木彫の作品を求めたくても、様々な書類が必要で、それだけで購入を取りやめてしまう。」と、述べた。
木彫家や末端の手工芸生産者を守り、活動の場を再構築する為にも、このシステムの取り消しとなることを切に求めたいと同氏。
via Radar Bali (Photo : metro bali.com)
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