ヨンキ・アンガ・サプトゥラ君(12)の叔父を訪ねる旅の話は、本当に悲惨なものだった。一人自転車を走らせるという信じがたい行動であると同時に、その長い道のりの間、彼は飲まず食わずで過ごしたという。
2日夜、スマトラ島パレンバンの噴水の回路で、駐車場管理人のアマット氏(31)が力なく弱ったアンガ君を見つけた。アンガ君はその時、半そでのシャツと黒いズボン姿だった。
先月28日、スマトラ島ランプン州中部ランプン、スンダンムルヨ村の田舎を出発してからずっと何も口にしなかったという。
空腹で喉の渇きを感じなかった訳ではないが、とにかく少しでも早くパレンバンに到着し、叔父のカルディに会いたかったのだ。
6日、アンガ君は「少しだけ休んで、また自転車をこいだ。道中は、ゴムの木の林を通ったり、大きな乗り物がそばを通ったので怖かった。でも、叔父さんに会いたい気持ちが強かった。5日間走って土曜日の夜、パレンバンに着いた。」と、パレンバンの警察で話した。
駐車場管理人が、休んでいるアンガ君にタバコを買ってきてくれないかと声をかけたところ、パレンバンの方言が通じなかった為、どこから来た子供だろうと疑惑を持ったという。
はるかランプンから自転車でパレンバンまで来たという話を聞いて、可哀想になり自宅へ連れて行って食事と衣服を与え、警察に連れて行った。社会福祉局にかけあって、帰りの為の予算を援助してもらう為だ。
「5日も飲まず食わずで弱っていたが、病気にならなくて本当に良かった。」と、同氏。
また、叔父さんの住所がはっきりしないので、そこには案内できないが、どんな方法をとっても、アンガ君を必ず故郷のランプンに送っていくと約束した。
via merdeka.com
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