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樹齢700年の大樹から、神聖な日にはガムランの音が・・・


多くのバリ島のバンジャールが、簡素で周囲を水田に囲まれたものが多い中、タバナン県マルガ郡トゥア村のバンジャール・バヤンは、その趣が変わっている。

大通りから東へ向かうコンクリートの道を通ると、遠くからバンジャールの南側、寺の隣りに大樹が見える。この樹は、白い樹と呼ばれ、その樹齢は700年といわれる。

ここを訪れたユダ・アリサンディさん(22)は、マルガ出身で現在はデンパサールに住んでいるが、この大樹の存在をインスタグラムで知り、実家へ帰ったついでに立ち寄ったと語った。今まで全く知らなかったこの大樹を見て、素晴らしいと思った、とユダさん。

大樹に隣接するババカン寺院にお祈りにやって来たイ・マデ・クルナウィジャヤ氏は、この樹の種類については分からないが、樹齢はとても古いものだと述べた。

現在まで、この大樹を調査する人もいない。観光客がここを訪れると、大抵この樹の種類を聞かれるが、誰も説明できないようだ。この大樹の高さは約50mあり、観光客の中にはこの樹の下で瞑想する人もいる。以前10人のグループが、ここで瞑想をし、この樹の大きな根に口づけていた。どうやら、瞑想に良いオーラをこの樹が発しているようだ。

ここに観光客が立ち寄るようになったのは2013年からで、翌2014年には、周囲囲んでいた背の低い藪の清掃と整備が行われた。

それだけではなく、緑の若い枝は、ヒンドゥー教でいうところの聖なる日には、ガムランの音に似た音を出すのだ。この樹の根の下には、ババカン寺院のガムラン1セットが埋められたと信じられているという。「我々の村に伝わる古い話では、この大樹の根元に1セットのガムランと金のバチが埋められたそうだ。これは、当時の王国時代に行われた略奪を避けるために、隠したものと言われている。」と、クルナウィジャヤ氏。


via Tribun Bali



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