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54億ルピアの彫刻、予定と現実の差


ティティ・バンダの彫刻は、ングラライ・デンパサールバイパスとイダ・バグス・マントラ通りがぶつかる所に位置し、デンパサール市の新しいアイコンになる。

しかし、当初のデザインと現在ある彫刻とが、違うことをご存知だろうか?

ティティ・バンダ彫刻工事の責任者であるデンパサール市清掃・公園局公園部長イダ・バグス・エカ・ジャヤナ氏は2日、この問題について説明した。「工事の過程での話し合いでは、改定する幾つかの事があった。彫刻家は、もしこれを全て実現するとしたら、この黄色い輪が目立ってしまって、中心となる人物が霞んでしまうと言った。」




続く説明で、ラーマヤナ物語のエピソードをコンセプトにし、物語となっているティティ・バンダの彫刻は、54億ルピアの予算を使い果たしたという。

ティティバンダの彫刻は、アランカ王国にいる魔王ラワナに囚われの身となっていた妻のシータを、夫ラーマ王子が迎えに行く場面である。サルの軍団に囲まれたラーマ王子は、アランカ王国まで妻を迎えに行くために、橋をこしらえなければならない。この橋を『ティティ・バンダ』と呼ぶ。これがラーマヤナ物語中のエピソードで、一般的な物語となっている。それで、ティティ・バンダの中心人物が生きるように、当初のデザインをやめて、現在ある姿となったという。デザインをした彫刻家のイ・ワヤン・ウィンテン氏も同じように言っている。

サラスワティ第一職業専門高校で教職をとっているウィンテン氏は、ティティ・バンダの最初のデザインを採用しなかったのは、彫刻自身の持つ哲学と意味合いから、中心人物にフォーカスを当てるべきと考えたからだと述べた。「話し合いを持った時に、黄色い輪があるとフォーカスするポイントがずれるのではないかと言う事をアピールした。結果として良かったし、はっきりした。ただ、サルが小さく見えてしまうが。」と、ウィンテン氏。


via Tribun Bali



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