東ジャワに位置するラウン山(海抜3,332m)のカルデラに、新たなマグマの噴火口が出現した。この穴は、既存の噴火口ではない新しいものだ。つまり、ラウン山のマグマの噴火口は二つあることになる。
この新たな噴火口は、第8号ランサット衛星から先月25日に確認されたものだ。東ジャワ・バニュワンギ県ソンゴン郡にあるラウン山火山観測所火山地質災害防災センターの観測員ブハン・アレタは、「この二つの噴火口は、ラウン山の白熱溶岩流をスムーズに流す状態になっている。そして、大きな噴火を防ぐ働きにもなっている。だから、我々の予測ではラウン山の噴火は、すぐには発生しないと見ている。」と、4日、説明した。
しかし、ラウン山の振動は、益々大きくなっている。3日、振動計測針は26mmを記録したが、ブルハン氏は、「大きく振れても28mmまでと予測し、今後も微動が続くと思われるが、これによりバニュワンギ県、ボンドウォソ県、ジュンバル県にある山々への圧迫が軽減される。しかし、振動計測針が32mmに達したときが心配だ。溶岩流がカルデラから流れ出し、頻繁に地響きを起こし、更に多くの噴煙を出す。今の所はカルデラの内側で溜まっているだけだが。」と説明した。
現在ラウン山は、先月29日に注意勧告から危険勧告に変更された。地鳴りと共に、濃い噴煙と灰を降らせている。灰は、この3日にバニュワンギ県ソンゴン郡スンブラルム村、及び、ボンドウォソ県のスンブルウリンギン周辺に降った。
ラウン山の噴煙により、十数機の旅客機がングラライ空港への就航を見合すなど、空の便にも影響を及ぼしている。
via Tribun Bali
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