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ゲルゲル村、祈祷の際の衣服について新たな決まり


日常の衣服に流行があるように、儀式や祈祷の際に着用するバリの民族衣装や、その着方にも様々な変化が及んでいる。

クルンクン県ゲルゲル村に住む、アナック・アグン・アユ・アノムさんは、ガルンガンの翌日のウマニス・ガルンガンに、家族と共にダサール・ブアナ寺院へ祈りを捧げに出掛けた。この女性は、長袖の赤いクバヤにくるぶしまでの長さの腰布カマンを巻き、高貴に見えた。

クルンクンのゲルゲル村では、最近、ゲルゲルにある全ての村に祈祷に行く際の衣装についての、合意に基づく新たな規則が発令されたのだ。「寺を訪れるのに、きちんとした正装をすることには賛成だ。これは必要な規則だ。時代と共にファッション性にも変化があり、現代的な着こなしになってきている。例えば、腰布もかなり短く巻くようになって、足が膝近くまで見えるように巻いたりする。まるでスカートをはいているようになり、祈祷の際には無礼に見える。」というのがアユ・アノムさんの意見だ。

ゲルゲルの村長イ・プトゥ・アリンバワ氏は、いわゆるダン・カヤンガン寺院の一つであるダサール・ブアナ・ゲルゲル寺院のプマンクーらからの要望が発端となったもので、祈祷のために寺院を訪れる村民の、エチケットとしての規則だと説明した。

プマンクーらが言うには、祈りを捧げる為に神の前を訪れる時、短く巻いたカマンや袖の短いクバヤを着るのは、礼儀に反している。また、男性に関しては、ウドゥン(頭に巻く布)をつけないのは無礼であるというものである。「プマンクーらは、日々、寺院を祈祷の為に訪れる教徒を数々受け入れているが、祈祷に適切でない衣装に心を痛めていた。プマンクーの意見を基に、我々は慣習村として合意で規則を定めた。」とアリンバワ氏は11日述べた。

これをゲルゲル村では社会化していくという。まだ過程であるため、違反した場合の罰則などについては何も決まっていないが、その内に全てのゲルゲル村の寺院の祈祷の正装が正式に定められる。特に、プセー寺院、バレ・アグン・ダレム寺院の村の三大寺院である。

慣習村村長は、寺院での祈祷に適切な正装とは如何なるものか、バリ州全土のヒンドゥー教徒が覚醒するよう、インドネシア・パリサダ・ヒンドゥー・ダルマから忠告して欲しいと望んでいる。


via Tribun Bali



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