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イケア・インドネシア商標裁判、スラバヤの会社に勝ち取られる


インドネシアでビジネスを展開する海外の企業がいつも悩まされる商標問題。

先日、2014年にオープンしたスウェーデン発の家具専門店イケアは、スラバヤの企業PT.ラタニア・エクアトールとの裁判で、商標の権利を失ったと報道された。

イケア/IKEAの名称は、創始者の名前 Ingvar Kamprad 及び、彼が育った村と地域名 Elymtaryd、Agunnaryd の頭文字から取ってI・K・E・Aとしている。ところが、PT.ラタニア・エクアトールは、IKEA (INTAN KHATULISTIWA ESA ABADI)というインドネシア語の名称に置き換え、その頭文字を取ってIKEAとして商標登録をしていたのである。

今回 イケア・インドネシアの敗因は、「3年間商標の未使用」だと言われている。イケア・ インドネシアは、2006年に初めて商標の登録を済ませ、そして2010年にもう一度登録し直していると記されているのだが、実は、3年間の商標の未使用はインドネシアの法律上、商標取り消しになるという商標法があるのだ。


この商標法を基に、PT.ラタニア・エクアトールは、2013年に商標を登録、そして2014年に参入してきたイケア・インドネシアを訴えたのである。


もちろん、インドネシアの法律に則った考え方では、スラバヤのPT.ラタニア・エクアトールは間違っていないのだが、インドネシアの法律、そして法廷のシステムに問題があると、多くの経済評論家が話している。




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