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バドゥン県ブラキウ村の‘ガルンガン’の祈りの風景 -1971年-


バリのヒンドゥー教徒が初めて‘ガルンガン’を祝ったのはいつか、ご存知だろうか?

プラナ・バリ・ドゥイパという古いロンタルの中には、バリ島でガルンガンの儀式が行なわれたのは、サカ暦804年(西暦882年)からで、カパットのプルナマ(満月)の日に当てられた。このロンタルには、‘ガルンガンの儀式はサカ暦804年、ブダ・クリオン・ドゥングラン・サシー・カパットの満月15日に行われた’と、古代ジャワ語(カウィ)で記されている。

その後ガルンガンは、スリ・エカジャヤが統治していたサカ暦1103年に、突然祝われなくなった。その理由について、このロンタルには一切記載されていないが、祝われなくなった後から様々な災いが起こるようになった。23年の間、バリ島民は一切ガルンガンを祝うことなく、原因不明の災難が続いたのである。そして、スリ・ジャヤ・クスヌは、ついにダレム・プリ寺院でその災難の理由に辿りついた。

ガルンガンの祝いを行わなかった事に関連する災いの話は、マヤデナワ王の伝説にも残されている。ガルンガンは、繁栄したこの地球を実現してくれた、バリヒンドゥーの唯一神ヒャン・ウィディに対し感謝する日でもある。

繁栄の象徴はガルンガンの供物や飾り物に表現され、自然の恵みである稲・とうもろこし・椰子の実・果物・お菓子などで飾った‘ペンジョール’は、その一例である。寺院に持っていく供物にやはり多くの果物が使われるのも、その現れである。果物は大地の女神プルティウィからの贈り物だ。

バリの祖先たちは、ガルンガンの25日前に‘トゥンプック・プンガラー’という特別な日を創造した。その日はヒンドゥー教徒は、植物の神ヒャン・サンカラ神を崇める。畑へ行って、実を実らせる全ての植物の木、バナナ・ 椰子・パパイヤ・ジャンブー等に供え物をする。バリ人は、全ての植物に、ガルンガンの祝いの日に間に合うように、早く実をつけてくださいと、‘ムプンガラー(知らせる)’のである。この儀礼は、現在でも行われている。

しかし、バリの地元で採れるドリアン・パイナップル等の果物より、もっと美味しい輸入果物であるリンゴ・ナシ・サンキストオレンジ等の方が、現在では供物によく使われるようになってしまった。本来は、バリの大地で実った、いわゆるローカルフルーツを用いるのが、正しいのである。


via Sejarah Bali



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